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2017年12月 9日 (土)

心の疲れをとる技術

最近仕事が忙しくしてメンタル的にもチョット
ハード。ヤバクならないうちにと本屋で心を
ケアするその手の本を探してみる。目に
止まったのは
「自衛隊メンタル教官が教える」との枕詞
がついている、今日のブログのタイトルの本。
自衛隊の元メンタル教官が著者だけあって
実践に裏打ちされた内容に説得力がある。
また、著者もかつてメンタルで休職したこと
があるそうで、なおさら説得力がある。

自衛隊のメンタルの強さとは「長期戦を
戦える力」だという。国の最後の砦として
どんなに苦しくともどんなに長期化しよう
ともへこたれずに最後まで任務をやり遂げ
なければならない。その要素とは「組織力」
と「疲労のコントロール」らしい。

個人的に言えば、社会に出てから定年で会社
を辞めるまで期間は何十年とあるわけだから
立派な長期戦と言えるだろう。年齢に応じた
心のエネルギーの保ち方が必要だ。

ムリをして仕事をしていると、それが仮に
楽しい仕事だとしても、次第に個人の心を
むしばみ、やがて組織(部、会社)もダメに
なってしまう。自衛隊では休むことも仕事と
考えられているそうだ。組織的に心の疲労を
溜めない施策が行われている。

50を超えたらそれに応じた働き方。
いろいろと考えさせられた。

2017年10月15日 (日)

サピエン全史読了

下巻まで読み終わって、人間ってなんだろうって、
改めて考えさせられた一冊。

我々は人間が大事、特別な存在のごとくに教えられて
きたように思う。それは嘘ではないけれど、部分的な
ことのように思うようになった。

著者は歴史学者である故、どのように現代人が今の姿
になったのか、社会がどのように変遷していったのか
分かり易く示してくれた。

最終章は圧巻だった。

我々ホモ・サピエンスは、進化の途中の生物に
過ぎないという。我々は神様から約束された種でも
なく、自然選択によって偶然に生まれ、そして永遠
のものでもなく、この地球に何万と生まれてきた
生物の一種である。今後我々を凌ぐ種が発生する
ことは十分に考えられる。それを著者は
超サピエンスと言っている。しかしその様相はこれ
までとは決定的に違うようだ。

128億年前に無の世界から宇宙が膨張を始め
ビッグバンが起こる。以来、物理的現象から
化学的現象を経て生物学的現象の一連の中で
ホモ・サピエンスが生まれ繁栄してきた。
が、進化は自然の決められた範囲、自然選択に
よる生物学的限界があった。

しかし、今やホモ・サピエンスは知的活動を持って
生物の設計を始めている。上半身が人間で下半身
が魚のような人魚姫も可能だし、絶滅したかつての
人類ネアンデルタール人の復活、映画にもなった
ジェラシックパークのような恐竜の復活も決して
夢物語りではない。実際何年か前に古代のハス
の花を咲かせたというニュースが出ていた。

もっと身近なもので考えても良い。サイボーグ
工学がそうだ。例えば今や当たり前となっている
眼鏡、義手、補聴器、ペースメーカーなどは
人の能力を高める。もっと生命体に入り込んで
人工角膜など再生医療も盛んに研究されている。
パソコンやスマホもそのようなものの一種と言える。
情報処理能力を飛躍的に高めているし、それらを
使って、考えるだけで脳の信号を義手に送信し、
これらを動かすという技術もある。

非有機物的なものが存在感を高めている。AI
が登場して以降、コンピュータは人間の指令を
受けずに自身で考え始め進化を始めることが可能
になってきた。そのサイバー空間の中では独自に
進化する能力をもったウィルスという存在もある。

人間とコンピュータは今はキーボード、マウス、
ディスプレイといったものを介してコミュニケー
ションをしているが、今後直接脳とやりとりする
ことだって可能になるだろう。

彼の最後の問いはこうだ。
「私たちが直面している真の疑問は、
『私たちは何になりたいのか?』ではなく、
『私たちは何を望みたいのか?』
かもしれない。この疑問に思わず頭を抱えない
人は、おそらくまだ、それについて十分に考え
ていないのだろう。」

10/12 RUN:
10.0km 1:4'10"
@蒲田~ガス橋 周回

10/14 RUN:
5.0KM 30'37"
@蒲田~六郷土手~新蒲田~蒲田

2017年9月15日 (金)

認知革命

サピエンス全史、上巻読了。下巻に突入。
目下のところ、時間がある限り、最も読み進めたい本。

ホモサピエンスは15万年前に東アフリカで誕生した。
しかし、8万年までは他の動物と比べ、特別に優秀
というわけでもなかったそうだ。それが、7万年前、
遺伝子の気まぐれな突然変異(突然変異はいつも
気まぐれだ)によって、認知革命が起きたという。
それはいくつもある突然変異のワンパターンに過ぎない。
しかし、今回のそれはとてつもないインパクトがあった。

それは虚構や物語を可能にする。
今ある我々の身近なものはほぼすべて虚構だ。
虚構という言い方が悪ければ、想像上のものだ。

宗教、政治、法、お金、道徳など人間社会で必要と
されるこれらのものはホモサピエンスが頭の中で作って
きたものだ。自然(つまり、遺伝子に書かれたもの)
ではない。言い換えると、物理的、化学的、生物学的
なものではない。これまでの進化はそういうものが
主たる役割をはたしていたのだが。

しかし、虚構を共有できたからこそ、何万人、何十万人、
あるいは何億という人々が共同して暮らしていける。
逆にそれがゆえにこれだけ人口を増やすことができた
といえる。

その時々のそれらの制度ははマチマチだ。なんせ、
その時々の都合のいい物語、虚構が必要だから。
裏を返せば、真理などは存在しないことを証明して
いるのではないか。

そう、認知革命以来社会というものがものすごい
勢いで進化してきたわけだけど、7万年も経って、
未だに完璧な制度などこの世にない。

やっぱり、どこかに真理があるなんて、これも
虚構の一つなんだろうな。

2017年9月 5日 (火)

走んなきゃ

なんだかんだで、横浜マラソンまで2ヶ月も無い。

思うように走れてない。う~ん、なんかストレス
たまり過ぎだ(走ることについて)。

週末は4時間ほどのLSD会に参加予定。
なんか転機になるかなぁ。

Photo

前から気になってた本を購入。
住んでいる図書館に予約申し込んだら、
70人待ち位、、、なんじゃそりゃ(笑)。
大体一人2週間なので、単純に140週間。
単純に、3年かかる。

待てないなぁ。この手の本は。

読み始めて、感激。買って良かった!

9/5 RUN:
10.2km 1:1'37"
@蒲田~六郷土手 往復

2017年7月30日 (日)

蛇にピアス

2004年、金原ひとみの芥川賞受賞作。このとき、綿谷りさ
も同時受賞。二人は同じ学年だけど、それぞれ20歳、19歳。
これまでの23歳だった最年少記録を塗り替えたことでも
当時凄く話題になった。

そのとき、僕は綿谷りさの「蹴りたい背中」を買った。
けど、金原ひとみの本もずっと読みたいと思っていた。

先月末、契約しているインターネットプロバイダから
セールスがあって、動画配信を1ヶ月無料というので
とりあえず申し込んでいたら、なんと今日がその最終日。
明日から有料なので解約せねばと少しあせる。
しかし、せっかくだからどんなのがあるのだろうと
のぞいてみたら、タイトルの映画があった。

これは同小説を映画化したもの。主演は吉高由里子。
映画化は知っていたものの、PVでの舌のピアスをする
シーンとか、暴力シーンが強烈で見るのが怖かった(笑)。
しかし、せっかく無料で見れる機会なので勇気を出して
視聴。

蜷川幸雄が監督とは知らなかった、、、他にも、井浦新が
旧芸名のARATAで吉高の相手役を務めていて、NHKの
「日曜美術館」の司会ぶりとはエライ違い。

かなりアンダーグラウンドの映画だったが、まぁ、何か
感じるものはあった。さすが、芥川賞受賞作だし、
さすが、蜷川さん。

今朝は曇りでのスタート。1キロ位で小雨が降り出した。
シャワーランになって涼しい。多摩川では雨の中月例川崎
マラソンが行われていた。そういえば、今年はほとんど
出てないなぁ、と少し反省しつつ、来月は出れるよう努力
しよう。

7/30 RUN:
10.0km 1:1'59"
@蒲田~ガス橋 往復

2017年5月28日 (日)

機会費用

『あなたの人生は「選ばなかった」ことで決まる』
という、経済学の入門書。

Photo

巻頭はこんな感じで始まる。
『本書は、経済学の考え方の1つだけを使って、「失恋の痛みからの
抜け出し方」や「彼(女)にアピールするには」などから、金利決定の
メカニズム、大規模交通インフラなどの社会資本整備の理解の仕方
まで、幅広く世の中の諸現象をわかりやすく解明しようとしたもので
ある。』

およそ、経済学とは関係ないようなのだが、これは経済学を誤解
しているからなのである。経済学は何もお金儲けや経営のため
だけのためのものではない。知ったかぶりでいうと、社会に資源、
お金に限らないのだが、を効率良く分配して、幸福を高めるため
にある。

巻頭にあった「経済学の考え方の1つ」とは、「機会費用」。

例えば、ある晩の過ごし方。
選択A:30年ぶりの友達と久々に飲みに行く。
選択B:結婚記念日なので嫁さんと家でゆっくり食事を楽しむ
実際はこれを天秤にかけるのであるが、難しい判断を
迫られる場合もある(笑)。

あるいは休日の過ごしかた
選択A:本や映画をみてゆっくりと過ごす
選択B:早起きして30キロ走る。
どちらもあり得るシチュエーションだ。

しかし、機会費用の考え方を応用すれば、より良い
時間を過ごせそうだ。

面白いので一読ををおすすめする。
・「手編みのセーター」に男はなぜ感激するのか
・専業主婦は食べて寝るだけか
・失業者は人間失格か
・持ち家なら家賃を払わなくて良いのか
・片思いと失恋の辛さをどうやって逃れるか
・なぜのび太はしずかちゃんのスカートをめくったのか
・人気ラーメン店が行列を放置するのはどうしてか
etc


2017年1月11日 (水)

Life Shift 100年時代の人生戦略

Life_shift

ずっと気になってた本。11月頭に発売されて、11月末には
既に第三刷だ。今は一体何刷なんだろう。

日本では100歳以上の人が既に61,00人以上いるという。
2050年までにはその数100万人を超えると予想されている。
2050年は33年後。僕はまだ?84歳。今の父親より若い。
33年後には保健・医療はもっと進んでいると思われ、
と、いうことは僕もその100万人に入る可能性はとても高い
のだ。2007年生まれの子供の50%は107歳まで生きると
予想されている。

今後我々は100年生きることが前提になる。これは統計的
に示されている事実である。これまでに比べ、十分な時間が
我々に与えられることになる。これを幸と考えるか、不幸と
考えるか(笑)。僕は幸と考えたい。そして、生き甲斐、
健康などについてこれまで以上にしっかり考えないといけ
ない。

まだ読み始めたばっかりだが、以下が印象的だ。
人生は、学生のときまでのフルタイム教育時代、
仕事に専念する時代、退職して引退してからの時代
という大きな3つのステージがある。しかし、これからは
3つ以上のステージが有り得るし、仕事の時代が
これまでより長くなり、かつ同じ仕事で70~80歳まで
過ごすことはできないだろう。

つまり、人生の途中で変身する必要が出てくるのだ。
どのように自分に投資して、再教育して、新しいコミニケーション
(人脈)を作れば良いのか。どうすれば、上手に変身して
長寿時代を生きることができるのか、読み進めるのが楽しみだ。

2016年12月 4日 (日)

コンビニ人間

第155回芥川賞作品。

又吉が授賞したのが第153回。芥川賞は毎回、話題作を
送り出してくれる。

まずタイトルに惹かれた。コンビニは極めて現代的な
システム、仕掛けであると思う。
・24時間365日営業。
・完璧なマニュアルによる均質的な接客
・売れ筋を徹底的に分析した品揃え
・バイト、パートという非正規雇用

主人公は37才、女性、独身。これまで男性と付き合ったこと
もないし、その気も無し。恋人無し。一般的な就職をせず、
学生の時からずっと同じ店舗でバイトしている。
"一般的"には正社員で働き、結婚をし、子供もいて、である。
"世間"では"普通”ではないかもしれない。

しかし、そこからはみ出した人は一体どうすればいいのだろう。
主人公はコンビニという空間、仕掛けのなかでこそ自分の
存在意義を感じている。普通とは何か?

そこを徹底的に問いかけた作品であった。

2016年10月26日 (水)

哀しき恋を味わう

NHKラジオ第2放送の「こころをよむ」という
番組がある。2016年 10月~12月は今日のタイトル
がテーマだ。
副題は「ドイツ文学のなかの<ダメ男>」

ダメ男は、最近はダメンズともいうらしい(笑)。
余談だが、最近公開された「永い言い訳」は本木
演じるダメ男の物語りである。

テキストの前書きでドイツ文学者の筆者は次の
ように述べている。
「恋愛においてはどんな立派な男性でも悩み
苦しみ、ダメ男になる。少なくとも文学ではそう
した男の姿が書かれることが多い。以下ではそう
した意味でのダメ男のこころを、筆者がなじんで
いるドイツ文学の作品を例に、読み解いてみたい
と思います。」

色々な文学作品が出てくるが、ゲーテに関する
ものが2回出てくる。どちらもゲーテの実話を
基にしている。
ゲーテ著「若きヴェルテルの悩み」
ヴェルザー著「マリーエバートの悲歌」

後者はゲーテが73才のときに19才の少女に恋を
する物語。最近世間で聞く年の差婚もなんの
その(笑)。しかし、いやらしさなど微塵もなく、
ただ精神的な美しさが印象に残る作品。

あの、ゲーテでさえ、その晩年に恋に大いに悩み、
苦しむのである。一人のダメ男として、、、、。
恋は成就しなかったけど、この恋はゲーテに
とってある意味幸福だったんだろうなぁと、
尊敬もしたくなるようなお話しだった。

今日は仕事をサクッと終わりスポーツジムへ。
筋トレに勤しむ。ランもして、ああぁ疲れた~。

10/26 RUN:
5.3km 35'00
@コナミスポーツクラブ

2016年6月 6日 (月)

お弁当の時間

ANAの機内誌「翼の王国」に「お弁当の時間」という
フォトエッセイがある。飛行機に乗るときはいつも
目を通す。これは、僕だけでなく、機内誌の中でも
一番の人気。単行本も何冊が出ている。

普通の人の普通のお弁当の写真と文章が載っている。
人生、家族、友達、仕事、恋、いろんなエピソードが
お弁当には詰まっている。

いろんなお弁当を頂いてきた。高校のとき部活の後輩
の子からお弁当を作ってもらったことがある。
どうしてるんだろうなぁなんて、思わないこともない
・・・・。

写真は阿部了さんで、文章は奥さんの直美さん。
NHKのお弁当番組「サラメシ」も担当されている。

今日、「グレーテルのかまど」という番組を観て
いたらこのご夫婦が出ていらっしゃった。飾らない、
素朴な素敵な夫婦である。このご夫婦なら、あんな
あったかいフォトエッセイができるのだなとガテン
がいった。