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2017年7月30日 (日)

蛇にピアス

2004年、金原ひとみの芥川賞受賞作。このとき、綿谷りさ
も同時受賞。二人は同じ学年だけど、それぞれ20歳、19歳。
これまでの23歳だった最年少記録を塗り替えたことでも
当時凄く話題になった。

そのとき、僕は綿谷りさの「蹴りたい背中」を買った。
けど、金原ひとみの本もずっと読みたいと思っていた。

先月末、契約しているインターネットプロバイダから
セールスがあって、動画配信を1ヶ月無料というので
とりあえず申し込んでいたら、なんと今日がその最終日。
明日から有料なので解約せねばと少しあせる。
しかし、せっかくだからどんなのがあるのだろうと
のぞいてみたら、タイトルの映画があった。

これは同小説を映画化したもの。主演は吉高由里子。
映画化は知っていたものの、PVでの舌のピアスをする
シーンとか、暴力シーンが強烈で見るのが怖かった(笑)。
しかし、せっかく無料で見れる機会なので勇気を出して
視聴。

蜷川幸雄が監督とは知らなかった、、、他にも、井浦新が
旧芸名のARATAで吉高の相手役を務めていて、NHKの
「日曜美術館」の司会ぶりとはエライ違い。

かなりアンダーグラウンドの映画だったが、まぁ、何か
感じるものはあった。さすが、芥川賞受賞作だし、
さすが、蜷川さん。

今朝は曇りでのスタート。1キロ位で小雨が降り出した。
シャワーランになって涼しい。多摩川では雨の中月例川崎
マラソンが行われていた。そういえば、今年はほとんど
出てないなぁ、と少し反省しつつ、来月は出れるよう努力
しよう。

7/30 RUN:
10.0km 1:1'59"
@蒲田~ガス橋 往復

2017年5月25日 (木)

アムール、愛の法廷

フランス映画。

20170526_063412_resized

舞台は北フランスの美しい街サントメール。映画に
出てくるその街並みは中世からのたたずまいを見せる。

そこの裁判長を務める主人公。厳格で法に忠実で厳しい
判決を下すことで皆に畏怖されている。そんなある裁判で
陪審員に一人の女性の名が呼ばれる。フランスの陪審員
制度は良く分からないのだけど、映画では、まず裁判所に
ある一定の数の人が呼ばれ、裁判が始まるときに抽選で
名前が呼ばれていく。このとき、誰かが(弁護士?)
拒否というと、その人は陪審員から外される。それを定員に
なるまで繰り返す。

その女性は、裁判長が6年前に密かに思いを寄せた女医
で、ただ一人本当に愛した女性だった。裁判が進むなかで
彼はしだいに穏やかになり、人の心の通った裁判を運営
するようになる。裁判は3日続くのだが、閉廷後二人は
カフェで待ち合わせをし、裁判長は彼女にある願いを
伝える。裁判の判決とともに、裁判長の願いは叶うのか、
最終日の法廷で明らかになる。

「上質な大人のラブストーリー」という宣伝文句(笑)で
あったのだが、フランス映画らしく、セリフ中心の展開
が続いていく。しかし、ベネチア国際映画祭で脚本賞・
男優賞をW受賞した通り、決して飽きることなく、その
セリフに引き込まれていった。

渋谷にあるシアター・イメージフォーラムという
100席程のこじんまりとした映画館も、この手の映画
を観るのに丁度いい。19:15~の開始だったが、
会社帰りの人だろうか5~6人程の入りだった。

いい映画をみた。

2016年9月10日 (土)

君の名は。

タイトルを見たときに、最初、
1950年代に岸恵子と佐田啓二が主演した映画のリメイク
かと思った。テレビでもリメイクされていたし。

ところが、新海さんのアニメだった。
ちょっとオタク系から出発している、宮崎アニメとも
違う、新海さん。

久々に映画館に行って、ちょっと泣いてしまった。

Photo
10代、20代の女性に人気らしいけど、昔の映画は知らない
だろうなぁ。アニメのストーリーは全然違うけど、
シーンが重なりあう場面がある。当然意識して制作されて
いると思うけど、それで、一層感動できた一本だった。

2015年2月24日 (火)

風立ちぬ

「永遠の0」の後、たまたま宮崎駿の「風立ちぬ」が日テレ系で放送
された。ジブリファンとしては逃せない。奇しくも主人公のモデルは
零戦を設計した「堀越二郎」だ。やや複雑だが、堀辰夫の「風立ち
ぬ」からの着想も受けている。軽井沢で後の妻・菜穂子に出会う
こと。彼女は結核に侵されていること、高原のサナトリウムで療養
生活を送ること、など映画の中に小説と同じ情景が反映されている
ことが良く分かる。この小説については、読んだ当時、こんなに美し
い恋があるんだなと思ったものだった。
またちょっとややこしいが、堀辰夫の「風立ぬ」の妻は"節子"で、
"菜穂子"は堀辰夫の別の小説「菜穂子」の登場人物。

映画では仕事関係(飛行機のエンジニア)は「堀越二郎」をモデルに、
私生活(菜穂子と彼女との結婚)については「堀辰夫の風立ちぬ」
のエピソードをミックスして構成している。

映画の中で、宮崎駿は戦争についてのメッセージはほとんど述べて
いなかった。主人公をただ、飛行機が好きな一設計者として描いてい
る。イタリアの飛行機制作者のカプローニに「飛行機は戦争や経済の
道具ではない。それ自体が美しい夢なのだ」言わせている位だ。堀越
二郎は純粋に美しい飛行機を造りたかった、しかし時代は航空機の設
計を兵器としてしか許さなかったということだろうか。


宮崎駿を知ったのは「風の谷のナウシカ」。その前の「アルプスの
少女ハイジ」「ルパン三世 カリオストロの城」も見ていたけれど、
彼の作品と知ったのはずっと後のことだ。彼は無類の飛行機好き
だ。ジブリの作品にはほぼ、ヒロインと空を飛ぶシーンがある。空
飛ぶものは戦闘機だったり、「となりトトロ」のトトロや猫バスだっ
たり、「魔女の宅急便」のほうきだったり・・・・。今回は例外
的にヒロインがいなかったが、飛行機そのものがテーマであり、
堀越二郎と宮崎駿自身の姿とが完全に重なっている。

ストーリーは面白かったが、両方のエピソードが混じっていたのと、
「永遠の0」の後ということもあり、どういう風に観ていいのか
少し混乱した。

ちなみに、映画の冒頭から奏でられるマンドリンとバラライカは
マンドリニストの青山忠さんの演奏。バラライカが少し音程が低い
ので聞き分けられると思う。青山さんとはFB友達で、しかもB団に
は青山さんの大学の先輩の方がいらっしゃる。なんだか身近な
存在だ。
今度の日曜日には三鷹で、青山さん指揮の「クリスタル・マンドリン
アンサンブル」の演奏会がある。三鷹と言えば、ジブリもある。しか
も近くまで行く予定もある。これはなんというめぐり合わせか、久し
ぶりに演奏会に行ってみろということかなぁ。

エンディングはユーミンの「ひこうき雲」。こちらも心に沁みた。


2015年2月23日 (月)

永遠の0

テレビ東京の開局60周年記念の「永遠の0」。2時間以上のドラマを
3夜放送。相当に気合が入っている。観る方も大変だ(^^)。
制作も俳優陣も良かった。
何のために主人公は死んでいったのか、ドラマの中では答えは無か
った。まぁそれが余韻を残している。おそらく、原作も映画もすこ
しづつ違うと思う。色々な解釈が加えられよう。

随分と前だが知覧に家族で行ったことがある。九州新幹線が新八代
と西鹿児島で開通したときの記念だ。西鹿児島駅から指宿枕崎線に
乗り換え、平川駅で下車。さらにバスに乗り換え山道を抜ける。武家
屋敷もある端正な町だ。お茶畑が広がるのどかな高原に基地はある。
そこに特攻に行った人の遺書、写真、ゆかりの品がたくさん展示し
てある。零戦の展示もあった。特攻の、ほぼすべてが20代以下の
若い軍人だ。優秀な人材が失われた損失は大きい。
どの遺書も驚く程の達筆である。両親、妻、幼い子供、恋人などへの
思いが強く伝わってくる。感涙を禁じえない。

20代の頃だったか阿川弘之に「雲の墓標」という海軍の特攻を主題
にした小説を読んだ。作者は阿川佐和子さんのお父さんだ。ちなみ
に土曜日の朝は、ゲストにもよるが"サワコの朝"を毎週観る(^^)。
阿川弘之は海軍出身で太平洋戦争の体験がある。小説はフィクショ
ンだ。こちらの主人公達もまた、生への渇望を持ちつつ、しかし、特
攻隊として出撃し、雲の彼方へ消えて行く。「永遠の0」と同じように。
国ため、主君のため、家族のために死ぬ。死ねる。これは日本人が
歴史的に培ってきた精神性と無縁ではない。

九段の靖国神社に行ったことがある。春は千鳥ヶ淵から続く桜並木
がとてもきれいである、太平洋戦争はもちろんのこと、日露戦争、
日清戦争をはじめ明治維新以来の戦没者が祀ってあるのを目の前
にして厳かな気持ちになる。
現代社会においては特攻は有り得ない作戦だ。当時も軍の中枢の
間違った作戦であったことは間違い無い。決して美化しすぎてはいけ
ない、しかし、出撃していった個々の人たちの行動を一概に否定でき
るものではないだろう。

ドラマの最後に、伏線としてあった主人公の孫娘の揺れる気持ちに
決着がつく。一度はあきらめた、好きだった彼に会いに行く決心を
する。祖父と同じ気持ちだったに違いない。そうやって、想いは次
世代につながっていく。納得のいくエンディングだった。

2015年2月 2日 (月)

流星ワゴン

本日は年休を取りゆっくり家で過ごす。土日アクティブに動いたので
少々疲れ気味。溜まっているテレビ番組を観る。最近のドラマで注
目しているのはTBS「流星ワゴン」とNHK「限界集落株式会社」。
「流星ワゴン」は日曜劇場枠だ。重松清原作。彼は好きな作家のひ
とりで、少年を題材にした作品が秀逸だと思う。直木賞の「ビタミンF」
やその後の「小さきものへ」「小学五年生」などが良かった。子供が
小学校高学年のときに子供をどう育てらいいのかな、どういう心理
状態なのかなぁと思い買った本でもある。役にたったかどうかはよく
覚えていない・・・・・。今回のドラマの原作は読んだことはないがきっ
と彼の作品ならば間違いはないだろう。
もうひとつ、このドラマには私の親戚が出演している。観るきっかけは
こちらの方が大きかったのだが、1年ちょっと前に、初めてお会いした。
まだまだ大変だとおっしゃっていたが着々と活動を続けられているよう
である。今回は主演の香川照之の下の若い衆の一人という役である。
回想シーンで時々出ているが身内と思うと嬉しくなってしまう。これを
きっかけに是非活躍してもらいたい。制作や方言指導もされていると
いうからお忙しそうである。ドラマは西島秀俊、井川遥、吉岡秀隆など
の出演で大いに楽しめる。

もう一つは「限界集落株式会社」。NHKのホームページの紹介を引用
すると、『関東地方の奥、山深く囲まれた小さな集落「止村」。人口
50人ほどの小さなこの村は、市町村合併後、病院・バスも廃止に向
かい、消滅寸前の限界集落と化している。農家の大内正登は、かつて
20代の頃、有機農業に挑戦したが失敗。多額の借金をつくり、両親と
娘を置いて、東京に逃げていた。13年たった今、父・一男が亡くなり、
一男の畑を継ぐと言い出した娘・美穂と年老いた母・弥生を助ける
ため故郷に戻った。だが、そこに待っていたのは「農業」をとりかこむ
低収入の壁だった。そんな中彼らの前に謎の経営コンサルタント・
多岐川が現れる。多岐川はあの手この手を使って農業の活性化を
計るが...。』。まずもって農業ものというのに惹かれた。私の地元
もドラマの設定のように、限界集落ではないが、似たような問題を抱
えている。そういう問題にどんな解決のヒントを示してくれるのか楽し
みだ。しかし、主演の反町隆なんかが地元にいるとそりゃたいそうな
人気者になるでしょう。平泉成、寺田農、井川比佐志、長山藍子、
谷原章介なども脇をしっかり固めている。楽しみなドラマだ。

本日のRUN:
15.3Km 1:32:43
@蒲田~羽田沖~蒲田

1月に走った距離:125.5Km